2011年後頃から日本国内でもネットによる資金調達(クラウドファンディング、マイクロファイナンス等)が話題になり、それらのプラットフォームが徐々に増え、昨年、私の周りでも幾人かメジャーなクラウドファンディングを利用しました。

そして、今月(2015年5月)から、遂にネットによる未上場株への投資が可能になります。
詳しくは、「BPA JAPAN – ネットを通じた未上場株への投資を金融庁が解禁」をご覧下さい。

ところで、少額資金を投資する「マイクロ投資」をご存知でしょうか?
少額投資という意味では、クラウドファンディングと同じですが投資に対する見返り(リターン)は、モノやコトだけでなく売上の一部を分配金として受け取れるようになっています。もちろん、投資先の事業の売上が思ったように立たなければ、その分配金はありませんし、元本割れするリスクもあります。よって、マイクロ投資は、未上場株への投資に似ています。

しかし、株式投資ではありません。

ミュージックセキュリティーズ株式会社のマイクロ投資の場合、出資者は匿名組合契約を締結し、同社が組成したファンドに出資します。そして、匿名組合員になります。よって、一般的な投資ファンドと似ています。

しかし、一般的な投資ファンドとは異なります。

同社のマイクロ投資プラットフォーム(サイト)にあるファンドの募集情報や仕組図(スキーム)を見ると色々な疑問が湧いてきます。例えば、同社は出資者の募集活動だけでなく、明らかに集めた資金の運用をしているように見えます。

しかし、同社は、金融商品取引法上の投資運用業者ではありません。

となると、「同社の出資という表現やファンドの意味は、一体何に当たるのだろうか?」と思います。

2015年5月27日開催予定のBPA LIVE Vol.39 SPEEDでは、上記の疑問(謎)を解決します。また、「ネットを通じた未上場株への投資を金融庁が解禁」となったことを踏まえ、ミュージックセキュリティーズの今後の課題を想定し、その課題解決の方法をディスカッションし、参加者(各人)にプレゼンしてもらいます。

ビジネスプロデューサーは、様々なファイナンススキームを熟知しておく必要があります。さらにストラクチャードファイナンスといわれる金融技術も学んでおくべきです。

なぜなら、プロジェクトに必要なヒト・モノ・『カネ』を動かす存在(交渉人)でもあるからです。

【本日の課題】
考えられる資金調達の方法を書き出してみましょう!

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