守りを固めてから攻める、言うまでもありませんね。
守りを固めるとは、「失敗を防ぐ策を持ち合わせること」と言えるのでは、と思います。今どきの言葉で言うとリスクマネジメントと言うことになるかも知れません。

さぁ、これから始めるぞ、と言う時、
どれほど失敗を防ぐ策作りに力を入れているだろうか?

そうなんです。ほとんどの人が失敗なんて想定していないのです。
しかし、失敗を防ぐ策こそ事業計画のポイントと言えます。
何事も失敗は付きものですから・・・。

人間の体、医学の面でも治療より予防と言う時代が訪れた訳で、経営でも同じことが言えるのではないか、と思います。

人間の体で言う予防とは、自然治癒力を高めること、免疫力強化とも言いますが、しなやかな心と体を作ることになります。

さて、会社経営や事業推進に“しなやか”と言う言葉が当て嵌まりますか?
そして、ビジネスと言う現場に於いて、どんなことを想像できますか?

しなやかは、同義語だと柔軟性、英語で言うとフレキシブル。
どう言うことかと言いますと“自由に変えられる”と言った感じです。

つまり、失敗を防ぐ策を沢山練り上げることは、自由度を増すことに繋がるのです。計画通りにならなかった、思うように事が運ばなかった、失敗?と思った時に頑なに頑張る、と言うよりも変えてみる、と言う余裕が不可欠なんです。

計画通りに事が運ぶなんて、そうそうありません。
よって、自由に変える力、これこそビジネスに於ける免疫力です。

もう一言付け加えたいと思います。
完璧な計画書など有り得ない。それに完璧と言われる計画ほど脆い。
計画と言うのは、立案者の思い込みでいいのです。
そして、思い込みだからこそ魅力的でもあるのです。

会社も法人と言われるように個性があって、強さも弱さもある。
だから、人間と同じようにしなやかさが求められる時代なんだ、と思います。
熱き思いで、作れば売れるなんて時代は、とうの昔に終わっています。
松下幸之助の時代も、本田宗一郎の時代も・・・

しなやかな組織、しなやかな計画・・・
経営の全てにしなやかさを求めてはどうでしょうか?

そのためには、失敗を防ぐ策作りに力を入れることです。
失敗を重ねて生きるのが法人なのですから、人間と同じです。

以上、備えあれば憂いなし、です。
お金と言う余裕も大切ですが、自由に変える余裕(発想の豊かさ)の方がもっと大切かも。

【本日の課題】
発想の豊かさを高めるためにも、失敗を防ぐ策をもっと練り上げておきましょう!

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