シナリオプランニングについて、BPAメンバーより、こんな質問がありました。

「シナリオプランニングのコツを教えて下さい」

シナリオプランニングとは「企画書を作るための設計業務」と定義してみます。

もちろん、シナリオプランニングについては、様々な捉え方があります。それらを参考にしつつ、自分にとってフィットする言葉に置き換えるのが良いでしょう。

コツとは、自分自身で掴むものです。本日は、一つの方法(フレームワーク)として説明します。

トップの図にあるようにエクセル等の表計算ソフトを使ってOutline – One Message – Responseと入力してください。もちろん、紙(ペーパー)に書いてもOKです。表計算ソフトは言葉の入れ替えや修正が楽という利点があります。
※私の場合は、ペーパーを使います。キーボードより鉛筆を手にした方が、脳がよく働いてくれます。

さて、Outline – One Message – Response それぞれについて説明しましょう。

1. Outline(アウトライン)
アウトラインとは、あらすじのこと。
小説や論文であれば章立て、企画書においては目次といった方が分かり易いかもしれません。番号を振りながら行に何を話すか(タイトル)を書き込み、流れを決めましょう。企画書の表紙にあるのが大タイトルだとすれば、目次には小タイトルを列記するといった感じです。

流れというのは、大体=おおざっぱで構いません。
悩まれた方は、先日説明した「企画書の基本的な流れ」で、Vision – Goal – Strategy – Tactics – Action Plan を念頭に試してください。

おぼろげながらあらすじが見えて来たのでないでしょうか。

2. One Message(ワンメッセージ)
ワンメッセージとは、主題です。つまり、伝えたいことを一言でいうと何か?ということです。一言は、一行の文章で表してみましょう。

3. Response(レスポンス)
レスポンスとは、相手の反応を伺うことです。
過去、「プレゼンは、聞き手が何人居ようとキーマンに向けて考え行うべし」と言ってきました。キーマンを見定める目が重要です。

レスポンスは、「いいね!」「何それ!」「面白い!」「難しい!」「なぜ?」といった簡単に表現できる反応を考えてみましょう。(笑)といった表情を表す言葉でもOKです。

合計が何行になるか分かりません。しかし、入れ込んだ言葉がZ型に流れるならばOKです。

そして、レスポンスの一番下が「落としどころ」となります。終わりよければすべてよし!「どんな風に終わるか」です。

プレゼンが自分の思ったように終わる(予測した反応の通り)ことができたら、「もの凄くいいシナリオだった」ということになります。

このもの凄くいいシナリオにするための3つのポイントを説明しておきます。

1. アウトラインは目次、作業としては小タイトル作りといいましたが、各ページの小タイトルも相手の反応に合わせましょう。つまり、小タイトルのヒントはレスポンスにあります。

2. ワンメッセージは「何を伝えるか?」に加え「何を聞くか?」が重要です。問い掛けを織り交ぜ、相手の想像を刺激しましょう。その問い掛けによって、レスポンスに合致した次のメッセージを作ることができます。

3. 3項目(Outline – One Message – Response)の各行には、一つずつ言葉を入れるのではなく、考え付くものを幾つか入れておき、言葉を入れ替えながらシミュレーションしましょう。入れ替えている内に、よりスムーズなZ型の流れができるようになります。

上記3つのポイントでお伝えしたいことは、「バランスを整えること」です。

Z型の流れで何度もシミュレーションし、「やはり、このタイトルの方がいい」「ここにもう一つメッセージ(問い掛け)を入れると次ページの反応がこうなる」「この反応だったら、次にこのタイトルを持ってこよう」といった具合に・・・。

「企画は、物語」です。

企画書をまとめる時は「デザイナーになった気分で」といいました。

企画の前の作業であるシナリオプランニングでは「小説家になった気分で」組み立ててみましょう。

【本日の課題】
Z型のシナリオを面で捉え、最適化しましょう!

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