昨日(6月3日)よりAmazon.co.jpの「中古本買取サービス」が始まりました。

同社のサイト上で買取対象商品とその買取価格を見ることができます。そして、買取を申し込むと1冊でも無料で集荷してくれます。

買取センターで査定後、OKであればAmazonギフト券で代金が支払われます。買取不可の場合、配送料無料で返送されます。

無料集荷、無料返送、それらを考えると同社のサービスが事業として成り立つものなのか、誰が見ても疑問です。しかし、買取対象商品を見ると中古本とはいえまぁまぁの値が付いています。ということは、絶版本が多いのではないか、と予測することができます。

さて、あなたは、Amazon.co.jpの「中古本買取サービス」をどう見ますか?

A. ビジネスとして成り立つ
B. ビジネスとして成り立たない(他の目的がある)

AとB。それぞれの選択が決まったところで、筆者の体験を・・・

リアルで書籍を売る時、現在の主流はBookoffではないでしょうか?
また、ネットでは、ネットオフが、買い取り価格も高く、対応も良いと言われています。

筆者も、多分に漏れず、上記の2社を利用した経験があります。

さて、こうした経験の中で言わせていただくと、実は、ネットでの買取及び宅配買取のシステムをご存知でない方が大半ではないでしょうか?

中古本屋という実店舗には、それぞれのカラーがありました。

文学系、理工学系、医学系・・・それぞれの専門分野を扱う古本屋にとって、出版時の価格より、高く売れるもの、また、専門分野が異なるがために、一文の得にもならず、処分に費用がかかるという計算で、神田古書店街などでは、この本は、うちでは高く買い取るが、この分野は、あちらへ・・・などという、売り手に情報を与えてくれる人情がありました。

文学・哲学・社会科学・演劇・自然科学・洋書・文庫本など、そのバラエティの多さは、売り手も買い手も、終日の楽しみを得る、ひとつのエンタテイメントの時代でもありました。

しかし、ネットにおいての中古本買取価格とは、直接査定してもらって出た結果以外は、あくまでも参考価格であり、その価格で買い取ってもらえるという保証がある金額ではありません。

参考価格とは、その時の相場及び在庫状況など、総合的な判断であり、神田の古本屋の価値ある書籍の価格が査定対象ではなく、その提供される本が、新品との比較において、その時点で最も高く買い取るという上限価格の設定となります。

つまり、オークションと異なり、書籍の定価より高く買い取ってもらえる比率は、非常に低くなります。
状態や在庫の状況、査定する側の判断に委ねられます。

そして、ネットという家にいて、申し込めば楽に処分することができる宅配買取のリスクとして買取価格に納得できないなど、売却をキャンセルする場合の返送が自己負担ということが、ユーザーにとって、大きな壁であったといえましょう。
その点で、Amazonの返送無料戦略は、ユーザーの障壁を低くしました。

神田だったら、もっと高く売れるのに・・・と思っても、「運」といえるような在庫の問題は、店舗の店員でも、その時にならなければ分かりません。

・・・というわけで、これらのことを踏まえて、考えてみましょう。

【本日の課題】
A.「なぜ成り立つのか?」又は、B.「他の目的とは何か?」を書き出してみましょう!

 

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